卵は豊富なタンパク質 、ビタミン ・ミネラルをバランス良く含み、万能な食材です。
動物性タンパク質 でアミノ酸スコア も最大値の「100」となっており、身体に必要不可欠な8種類の必須アミノ酸 をバランス良く含んでいます。健康でいたり、筋肉を付けたりする上では必須の食材と言えます。
食べ方は温泉卵が一番
食べ方は、温泉卵 で食べるのが良いです。生卵は消化に時間がかかり、ゆで卵の場合は熱を与えすぎるとタンパク質 が変形してしまう可能性があるので、程よく熱を与えた温泉卵がベストです。
コレステロールはあまり気にしなくて良い
そして「卵」と聞くと、コレステロールの話が必ず出てきます。コレステロールは脂質に分類されるのですが、まず脂質は糖質・タンパク質と一緒で三大栄養素の1つです。
脂質の役割は、細胞膜やホルモンなどの原料となる事なので「人が生きていく上で必要な栄養素」と言えます。そしてコレステロールには、HDL(善玉)とLDL(悪玉)があります。ここで大事なのは「身体にはLDL(悪玉)も必要」と言う事です。
LDL(悪玉)はコレステロールを「必要な所に運ぶ」役目で、HDL(善玉)は「余分なものを回収する」役目です。そしてLDL(悪玉)が増えすぎると血管に入り込み、動脈硬化を促進します。
そして、2015年に厚生労働省から発表された食品摂取基準では、コレステロールの摂取基準が無くなりました。
何十年も前に「コレステロールは取り過ぎるとダメ」となってましたが、近年の研究で「コレステロールは体内で合成できる脂質で、食事で摂取するコレステロールが吸収される割合は、体内で合成できる量の3分の1~7分の1程度。摂取目標量を決める科学的根拠が少ない」となって無くなったそうです。
つまり、卵は健康や筋肉を付けるのに良くて、高コレステロール血症などの異常なが無い限りは個数を気にする必要は無いと思います。(僕は去年、筋肉を付ける意味で1日6個食べてましたが異常はありませんでした。※今は)
沢山食べるなら魚(EPA)の量が大事
卵にはアラキドン酸という脂肪酸が多く含まれています。アラキドン酸は体内で「血液をドロドロにする」役目があり、俗に言う「悪玉」と言われるものです。でも、同時に「筋肉を付けやすくする」という役目もあります。悪玉だけど、筋肉を付けるためには必要と言う事です。
ここで「悪玉」だから摂るのをやめる、と判断するのではなく、カウンターで「善玉」の数を増やせばいいです。アラキドン酸に対抗する善玉はEPAから作られ、魚に多く含まれます。サプリメントとしても売っています。
僕の場合は、魚も提供される事があるし、EPAもサプリメントとして摂っています。卵と魚はセットで積極的に摂って行きましょう!
まとめ
・卵は豊富なタンパク質に加え、ビタミン/ミネラルをバランスよく含む万能食材。
・アミノ酸の保有率を示した「アミノ酸スコア」は最高値の100。
・食べ方は吸収の速度、熱によるタンパク質の変形を考慮して、温泉卵で食べるのが一番。
・卵を食べると「コレステロール」と言う言葉がよく出てきますが、高コレステロール血症などの異常が無い限りは、個数を気にする必要は無い。
・卵を食べるとアラキドン酸という、悪者が体内に発生する。その場合、善玉を増やせばいいので、魚(EPA)を摂ると良い。
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